http://www.tbs.co.jp/vermeer/jpn/index-j.html
11/9。2度目の東京都美術館。
ちょっと頑張ってフェルメールの作品1ずつについて書いてみる。
マルタとマリア家のキリスト
最初に見て思ったのがバロックっぽいなってこと。
自分の拙い認識の中ではバロック≒カラバッジォになってるわけだけど。
とにかくカラバッジォみたなスリルというかドラマがあるというか、そんな気がした。
ちょっと仰々しいポーズ。人の様子をそのまま描くのではなくやや演出的。
逆にこの後フェルメールとオランダ絵画はバロックを抜けて独自性を獲得するんだろうけど、
カラバッジォ的なバロックとオラン風俗画がどう違うのか、考えてみたくなった一枚。
後になって資料読んで自分の認識がまぁ妥当なものってことがわかった。
ディアナとニンフたち
画面左の後ろ向きの人物の背中が異様に気になる。明るすぎる。
なんか不気味に目立ってる気がするんだけど何なんだろう。謎。
そして今回出品された絵にはよく登場していた犬。
ダリのビキニの3つのスフィンクスを思い出した。
小路
ここまで来て、なんかオランダっぽさに安心したというか。
上2つ見てても全くフェルメールとかオランダがしなかった分、なんか見てて楽しかった。
感想を一言でいえば「可愛い」ってこと。カラフルで控え目ポップ。
人間は生活感の表現というよりは、動きを与える装置というか、建築模型の中の人形みたいな。
この絵の主役はやっぱり「街並み」なんじゃないかと思った。
なんか北京の胡同との関連・相対を考えてみたくなったり。
ワイングラスを持つ娘
なんか俗っぽいなと思った一枚。
去年行ったオランダ風俗画展だとこんな感じの絵がたくさんあった気がする。
タッチはどんどん洗練されてるように見えるけど、なんか主題が笑える。
吹き出しをつけてアテレコしてみたくなる感じ。
空間の配置とかいろいろ工夫してあるんだろうなー。
左側の床と壁の角度と窓の角度とか一体どんなことになってるんだ。
リュートを調弦する女
今回の中で一番フェルメールっぽいというかすごい。
極めちゃってる感じ。これにはアテレコできない。
開こうとする口元のその一瞬をとらえたような、ほんとに写真みたい。
でも新たな疑問も生まれる。
なぜフェルメールの人物画は、いつも同じような部屋で、
横の窓から光が差し込んできて、テーブルがあって、後ろが一面壁で、
鑑賞者が前から部屋をちょっとのぞいてしまったような構図なのか…
ヴァージナルの前に座る若い女
小さかったからよく見えなかった。
特にツッコみたくなるところもなかった一枚。
手紙を書く婦人と召使
とりあえず表現技法の巧さは置いておいて、
個人的に手紙を読む・書くという主題がなんか好き。
手紙が主題の絵のルーツは〜みたいな解説がこの絵とは別のところにあった気がするけど忘れた。
この時代の手紙ってどういうものだったんだろう。
やっぱり何かしら期待とか心配がつづられてるのかなぁ。気になる。
去年東京都美術館のフィラデルフィア展で好きになった一枚がこれ↓
室内、朝の光/ダニエル・ガーバー
手紙を書く・読む女性フェチかも。
ふー。たいした感想を持ったことにするために頑張ってみた。
関連記事「低地オランダ―帯状発展する建築・都市・ランドスケープ/石田壽一」
「フィラデルフィア美術館展」
「フェルメール《牛乳を注ぐ女》とオランダ風俗画展」
「恋するフェルメール―36作品への旅/有吉玉青」
2008年11月12日
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